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2012年9月11日
今回はCID-UNESCO-TOKYO“ユネスコ国際ダンスカウンシル東京”より2014年ワールドダンスコングレスの日本開催のアピールも兼ねてエリカアコオ・グローバルダンスシアター、小池陽子、井原佳奈子など総勢15名が参加して参りました。
ユネスコ世界遺産指定都市-サンマリノ共和国(サンマリノきょうわこく)、通称サンマリノは、イタリア半島の中部に位置する共和制国家です。首都は国名と同じくサンマリノ市。周囲は全てイタリアで、世界で5番目に小さな国(ミニ国家)であり、また、現存する世界最古の共和国でもあります。
サンマリノを訪れて感銘を受けるのは、やはり何と言っても中世ヨーロッパの風情を色濃く残すサンマリノの歴史的な建造物や、街並みなどです。そして標高700メートルのサンマリノ旧市街から見えるのは見渡す限りの素晴らしい大自然で、訪れる人たちをやさしく包んでくれます。
第32回 ワールド・コングレスはCID本部、サンマリノ観光コンベンションビューロー、UFIユニオン・フォークロリカ・イタリアーナが共同で主催して約20か国より200名ほどの参加がありました。開催会場はサンマリノのコンベンションセンター及び、街の歴史的建造物でもあるサンマリノ劇場でした。
朝から夕方にかけてはコンベンションセンターの全ての部屋を使いワークショップ、講義・デモンストレーション・映像のスクリーニング、研究に関するプレゼンテーション・ディスカッションなどがところ狭しと行われて世界中からの参加者が交流をしました。
各国から学者、研究者が「国の舞踊史」、「絵画における舞踊史」あるいは「舞踊と衣装の関係」、「民族舞踊の海外における考察」などの独自の研究を発表したりしました。
夜からは毎晩劇場にてパフォーマンスが行われて様々なジャンルの踊りを楽しむことが出来ました。
ワークショップでは亜甲絵里香とKAN-ICHI(瀬河寛一)がそれぞれのクラスを指導しました。亜甲のテーマは『氣とダンス』、そしてKAN-ICHIのテーマが『呼吸とダンス』でした。参加者はバレリーナ、伝統舞踊のダンサー、中には大学教授やアカデミーの先生など多くの方々が参加してくれました。それぞれのクラスのテーマにとても関心を持ち真剣に受講していました。
またクラスと合わせて永嶋俊郎氏の『体験気功治療』を行いました。
多くの方々が大変興味を持ち休みなしに予約が入り最終日にはCID会長のラフティス氏や
UFIユニオン・フォークロリカ・イタリアーナ会長のネグロ氏も治療を頼まれていました。
気功治療は今世界的に関心を持たれていて今年の末にアテネで行われる“ダンスセラピー・パノラマ”第33回 ワールド・コングレスにも是非参加してほしいとの依頼も受けていました。
さてパフォーマンスでは通常のコンディションとは異なり舞台が傾斜したりと慣れない環境の中日本からの参加者全員が気持ちを込めて精一杯踊り抜きました。
亜甲の作品においては今世界中で起こっている全ての惨劇や悲劇に対しての怒りや平和への願いを込めて参加者へ訴えかけました。またもう一作品は源氏物語を題材として日本の文化に対しても興味を引くような作風にしました。
また小池陽子、井原佳奈子もそれぞれのソロを踊り多くの拍手と歓声を受けて喜ばれました。終演後は劇場の外で皆が手をつないで踊り、歌い、夜中過ぎまでパーティーが続きました。
私たち日本からの参加者全員にとってもこのようなロケーションや環境のなかで世界中からの参加者たちと共に貴重な時間を共有できたことは忘れることが出来ぬ本当に素晴らしい宝になりました。
また今回の出会いを通して多くの参加者に日本での2014年ワールドダンスコングレス開催に大変に興味を持っていただき、その意義に共感して頂くことができました。
CID会長のラフティス氏も今回の日本からの多くの参加を大変に喜んで下さり、他の会員にも全体での挨拶で日本支部設立についてや日本での2014年ワールドダンスコングレス開催についてなどの説明をしていただき多くの方が参加されるように特別に紹介して頂くことが出来ました。
今回の新しい出会いや再会に感謝をして、また経験したばかりの新鮮な経験を十分に生かして日本ならではの素晴らしいワールドダンスコングレスになりますように2014年開催の準備に益々励んでいきたいと存じます。そしてこの機会を通して多くの素晴らしい国際的、文化的な交流が生まれ、新しい未来、そして世界が私たちの前に広がっていくことを楽しみに期待いたしております。
ユネスコ国際ダンスカウンシル東京事務局